チェンクロを計算してみる（２）

パーシェルの運用を考えてみるシリーズ（v2）。第一回。

質問箱から頂いた企画。

とりあえず今回は初回ということで、
基本性能を確認していく。






◇
つねづねパーシェルとリフレットが好きだと言ってたら、
「パーシェルの運用を本気出して考えた」

という企画（？）をもらったので、
とりあえず取り組んでみる。


◇二人のパーシェル

前提として、パーシェルさんには
バージョン１（一部～二部時代）と
バージョン２（三部時代）がおり、

他の多くのアルカナと同じように、
チェンクロ三部時代のほうが強い。

ここでは「運用」ということなので、
本体起用を前提として、バージョン２を考えてみる。


◇アビリティの確認

ではバージョン２のパーシェルさんは、
実際どんなアビリティを持っているのだろうか？
ということで性能確認。

静謐を誓願する枢機の聖騎士パーシェルチェンクロwiki


自陣スキル（１）：ゴッデスブレッシング
味方全体のHPを小回復（ATKの40%）する。さらに味方全体の防御力（受け手ATKの1.5%）を一定時間（10秒）上げる。

敵陣スキル（１）：ゴッデスアーツ
目の前の敵1体に小ダメージ（5倍）を与え、弾き飛ばす。さらに自身のHPを大回復（ATKの200％）する。

１アビリティ：天恵の盾
◆WAVEが進むたび、味方全体のHPが（25％）回復する。
◆WAVEが進むたび、味方全体に2回まで防御力を（受け手ATKの2％分）上げ、ダウンを防ぐバリアをはる。

願わくば、この世界全ての人々が、心穏やかに生きていけますように

２アビリティ：揺らがぬ信仰心
◆攻撃力が（与130%に）上がる。
◆WAVEが進むたび、攻撃力が（+50％、最大100%）上がる。
◆WAVEが進むたび、自身の防御力（被-20％）を一定時間（25秒）上げる。

決して揺らがぬ信仰心

PTアビリティ：
◆戦場にいる<聖都>所属の防御力が（被85％に）上がる。


◇
アビリティはだいたいわかったので、
これを計算機に突っ込むとどうなるだろう？
ということで計算結果がこちら。




だいたい無凸時で、
初動が本体150（E）、聖都PTで360（B～A）

３wave目で本体スペックが上がって、
本体380（A）、結束こみ600弱（A++）

という感じ。
今回は全体的なHP回復とバリアを加味していないため、
実質的な全体強化率は、
もう10%～15%くらい高く見てもいいかもいれない。


◇コメント
まず、2017年末の上方調整を受けて、
以前よりも若干強くなっている。
以前はdpsが全体的に低かった（初動だと100%）が、
現在は1.3倍の補正を受けている。
またスキル性能やバリア性能が上がっており、
戦闘スキルによる与ダメージが、
もともとのスキル設定の3倍以上（もとが低すぎた＾＾；）
になっているほか、バリアの枚数も強度も高まった。

……と、このように、
実装時からは大きな強化を受けている、
のではあるが……

正直、最近のアルカナに比べると、
恒常戦闘力面では大きく劣る
（残念ながら）。

レジェンド2%最強格のシェギギムと比べてみると、
上方調整を踏まえても差は歴然としている。

初動時の性能を見るとよくわかるが、
全体強化率はほぼ同格と判断するにしても、
パーシェルの初動がdps130%、被85なのに対して、
シェギギムの初動はdps700%、被67.5%。
職種の違いをおいておいても、あまりにも差がある。

ではwaveが進んだ後であれば対抗できるかというと、
パーシェル側がdps260%、被68%に対して、
シェギギム側はdpsが1000%を超えており、
さらに全体強化率がアップしている
（被ダメ減少率はパーシェルに追い付かれた）。

じっさいには戦士と騎士という職種の違いがあるが、
端的に強さが５倍程度
（結束こみでも少なくとも３倍程度）離れている。


◇スキルの強さの違い

なお、スキルを使って
「敵にどのくらいダメージを与えられるのか」
を現す技効率の値についても、

パーシェルは600～1200（単体）なのに対して、
シェギギムは1300～5500ということで、

だいたい二倍～四倍程度の差がついている。


◇
どういう結論を出すにしても、
「まずは数字からみて判断しよう」
ということでまずは計算してみたが、

上方調整が入ってるとはいえ、
なかなかきつい性能差がある。

パーシェルさん、
せめて素の状態の火力が300%くらいあれば…

◇

次回（いつになるかはアレ）
はパーシェルさんの長所を見ていく感じで。