チェンクロを計算してみる（２）

正確に言うと、
「キャラが弱いかどうか」
「どう運用すると本領を発揮できるか」
はある程度分かるのだが

「弱くない」以上のキャラかどうか、
発揮された本領が強いかどうか、
というのは、

少なくとも検証待つか、
実際に使ってみたりしないと、
ほぼわからない。



◇

何でこういう話を書こうと思ったか、
という話を書いておくと、

チェンクロ系の配信を探して
YouTubeを見てたら、ある配信者が、
フェスキャラのアビリティ見ながら
こう言っていた。

「あー色々能力持ってるんですね
　これって強いんですかね？
　正直はじめたばかりなんで、
　よくわからないです」

うわーその疑問凄いわかるー、
と思ったので、

当然ながら
このブログをその配信者さんは
間違いなく見てないだろうけど、

遠くからエアお返事的な感じで、
私の所感を述べておきたい。


◇
結論からいうと、最近のキャラの性能は、
アビだけ見てもほぼわからんよね。

なんでかっていうと、
具体的な倍率が隠されてるアビリティが多いから。

「攻撃力上昇」と書いてあっても、
中身が与120だったり150だったり180だったりする。

「防御力上昇」と書いてあっても、
中身が被95だったり80だったりする。

カウンターにしたって、
倍率、減衰率、クールダウンタイムに応じて、
アビリティの強さは全然変わってくる。

だから自己バフアビリティも、
全体強化アビリティも、
「そういうアビリティを持ってる」
以上の正確な内容はほぼわからない。
（前例から推測はできなくはないけど、
おそらくしばしば外れる）


◇
これ本当に、
少なくとも検証待たないと、
ほぼわからない。

だから、改めて言うまでもないけど、
検証勢はほんとにありがたいです
（何回言っても足りない）。


なので、
アビ説明欄だけみて「よさそうですね」
って言ってる人がいたとしたら、
アビ沢山持ってるのでいい雰囲気ですね、
みたいな感じで言ってると思っていい。
わりと当たることも多いが、
外れてることもしばしばある


◇
具体的な倍率が噛んでこないアビリティ、
たとえば
「状態異常にならない」
「ダウンにならない」
「攻撃が氷属性になる」
「クエスト開始時にマナを持ってる」
「複合マナをスロットに追加する」
っていうのもあるじゃないか、

という人がいるかもしれない。
実際それは間違ってない。

しかし、問題なのは、たとえば
「状態異常にならない」だけで
そのアルカナが強いといえるかどうかである。

正直、Rツカムくんに
「状態異常にならない」アビがついてても、
そのアルカナは弱い。

なので、アビリティを持ってるアルカナの、
基礎体力ともいえる、
与ダメージ上昇、被ダメージ減少倍率のほうが、
基本的には重要だということになるはずである。
（そして、その与被ダメージ関連の
アビリティの倍率は上述の通り隠されている）


◇
ただし、もちろん例外はある。
アビリティの字面を見て、
「明らかに弱い」アルカナを判別することはできる。

倍率はわからなくとも、
どういう種類のアビリティを持っていないかはわかるからだ。


たとえば、
「防御力減少」「HPを回復する」
と書かれたアビリティを、
一切持っていない前衛は、
おそらく弱い。

「おそらく」
という一言をなぜ付けたかというと、
たとえば被100%の戦士でも、
与1500%～2000%くらい出せれば
現環境では明らかに強いからである。

ただ、基本的には、
そこまでのぶっ飛んだ例を想定しない場合、
被ダメ減少とHP回復のアビリティを
一切持たない前衛は強いとは言えない。
あまりにも打たれ弱すぎるからだ。


同じように、
「与ダメージ上昇」と書かれたアビリティを、
一切持っていないアルカナはおそらく弱い。

繰り返しになるが、「おそらく」
という一言をなぜ付けたかというと、
「与50%被200%」みたいなデバフを
付与できるアルカナだった場合、
現環境では明らかに強いからである。

ただ、基本的には、
そこまでのぶっ飛んだ例を想定しない場合、
与ダメージを増やさないアルカナは弱い。
火力貢献度がなさすぎるからだ。

同じようなことは
後衛や前衛の「移動力」についてとか、
僧侶の「回復量増加」「回復範囲拡大」
についてとか、ある程度は言える。

なので、もちろんある程度までは、
記述から強さを類推できる…のだが、
それにしたって、
600～1200くらいの間でどのくらい強いかとか、
そんな感じの大雑把な推定でしか成り立たない。


◇
いやほんと、
俺が言ってるんだからガチやで＾＾；
って感じ


個人的には、この話にさらに、
「結束（バフ＋デバフ）のことをちゃんと評価しないと、アルカナ評価としては片手落ちになっちゃうところがあるんじゃない」

ということを付け加えたいが、
それはまた別の機会に。