内容的にはツイート(以下で紹介)でほぼまとまってるが、もう少し詳しく見たい方向け。
こんなツイートをした。
刻印武器、基本的には「好きなキャラを強化できる」限定アイテム。忌神(超必殺頻度が上がる)や神器(マナ素養)とトレードオフになるが、武器性能自体が高い他、HPアップ(事故率大幅減少)や近接/遠距離アップ(とくに追撃との組み合わせが強力)をつけられなかなか楽しい。
— 名無しのユーリ(中身) (@namelessyuriy2) November 3, 2019

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◇概要
2019年10月30日のアップデートで、
「刻印武器」という要素が追加された。
基本的な情報は
チェンクロwikiにまとめられているので、
詳しい情報が知りたい人はそちらもどぞ。
強化/使用のレビューなどは
普通のチェンクロ日記さんも参照おすすめ。
この記事では、基本事項を確認した後に、
現環境でどんなふうに使えるか書く。
◇基本事項
刻印武器は、要するに
特定のクエストクリアで入手できる、
「とても強い武器」のこと。
「刻印」と呼ばれる強化要素を
カスタムしていくことで、
従来の武器を上回る強化性能を発揮する。
後述するが、いくつかの刻印は
「性能が控えめなアルカナを大幅強化する」
「初心者PTにおける強化幅が大きい」
という特性を持っており、
推しキャラ強化にも使えるし、
はじめたばかりのプレイヤーも
いつもつかうアルカナを大幅強化できる。
当然、ガチプレイヤーにとっても重要。
◇入手方法
現在刻印武器は斬・魔の二種類が実装済。
斬武器は、三部賢者の塔MAP
「東北東の集落」に設置されたクエスト、
『新たな力、刻印武器』クリアで
3本入手可能。
魔武器は、「グランドサーガ 魔神篇」
という一連のクエストをすべてクリアで、
1本入手可能となっている。
◇使用方法
使い方(?)はまず、普通の武器と同じく、
対応する武器種のアルカナに装備させる。
その後、武器強化アルカナを(大量に!)
使用して、刻印の付与を行う。
ランダムに選びだされる刻印を、
随時刻印武器に上書きしていくという手順。
刻印は三つまでつけることができる。
ちなみに、狙った刻印を三つ集めるには、
研磨アルカナが500~1000枚必要だとか。
なかなか大変な作業なのがうかがわれる。
◇刻印の中身
刻印の効果は九種類。以下では、
私見を交えて説明していく。
(A)掛け算系
アルカナ性能が掛け算で伸びるタイプ。
元が強いアルカナ向け。
(A1)クリティカル発生率
クリティカル率が上昇
Ⅰ:7%
Ⅱ:10%
Ⅲ:15%
Ⅳ:20%
(A2)HP増加
HP最大値が増加する。
Ⅰ:1000
Ⅱ:2000
Ⅲ:2500
Ⅳ:3000
(A3)HP自動回復
5秒ごとにHPが回復。
Ⅰ:300
Ⅱ:600
Ⅲ:750
Ⅳ:900
とくに、(A2)HP増加 が非常に強力で、
事故率が大幅に減少する。
元々のスペックが高めの騎士ならば、
クリティカル率上昇もそこそこ強い。
(B)足し算系
アルカナ性能を足し算で伸ばすタイプ。
元の強さに関係なく一定値を伸ばす。
攻撃回数が多いアルカナにつけたい。
(B1)近接攻撃
近距離攻撃の威力を上昇させる。
近接クリティカル・追撃の威力も上昇。
Ⅰ:2000
Ⅱ:4000
Ⅲ:5500
Ⅳ:7000
(B2)遠距離攻撃
遠距離攻撃の威力を上昇させる。
遠距離クリティカル・追撃の威力も上昇。
Ⅰ:2000
Ⅱ:4000
Ⅲ:5500
Ⅳ:7000
(B3)クリティカル威力
クリティカル攻撃の威力が上昇する。
Ⅰ:3000
Ⅱ:6000
Ⅲ:8000
Ⅳ:10000
この枠の刻印がダメ―ジにどう影響するか、
のまとめ↓
刻印武器の各アビリティが、与ダメージにどう影響するのかの簡易まとめ(〇→ダメージが増加する。×→ダメージが増加しない)。 #チェンクロ pic.twitter.com/iTOIe5VZDH
— 名無しのユーリ(中身) (@namelessyuriy2) November 3, 2019
追撃のダメージが上昇するのが面白い。
二刀、あるいは自分で追撃を持つアルカナに
つけることで与ダメ上昇量がそこそこ上がる。
クリティカル率が高い近接魔or弓の場合、
遠近のどちらかにしかのらない刻印より、
クリティカル威力刻印のほうがいいかも。
(C)特殊系
↑以外の刻印。サポート系や属性付与など。
(C1)回復量
回復行動の回復量が増加する。
Ⅰ:200
Ⅱ:400
Ⅲ:500
Ⅳ:600
(C2)回復範囲
回復行動の回復範囲が広がる。
Ⅰ:わずかに
Ⅱ:少し
Ⅲ:
Ⅳ:かなり
(C3)特殊(属性)
通常攻撃に属性がつく
炎属性
氷属性
回復行動の回復量上昇は面白い性能で、
三重につければ4秒で1800回復量が増える。
前衛のHPが20秒ごとに全回復するようなもので、
なかなか面白い性能になるかな。
属性付与も活躍する場面が多そう。
◇以下は私見など
すでにツイートでまとめたことなので、
さきに貼ってから解説していく。
刻印武器、基本的には「好きなキャラを強化できる」限定アイテム。忌神(超必殺頻度が上がる)や神器(マナ素養)とトレードオフになるが、武器性能自体が高い他、HPアップ(事故率大幅減少)や近接/遠距離アップ(とくに追撃との組み合わせが強力)をつけられなかなか楽しい。
— 名無しのユーリ(中身) (@namelessyuriy2) November 3, 2019
私の全体的な所感としては、こんな感じ。
武器としてつける以上は、
忌神武器や神器などを使えなくなるため、
アルカナによってはやや不自由も増える。
所属によっては
超必殺ゲージ増加アルカナと組ませづらく、
忌神武器を採用したい局面もあるだろうし、
新世代の武器を考える際には
神器の優先度はそれなり以上に高い。
このあたりの利便性と引き換えになるので、
無条件に刻印武器付ければつよい、
ってわけでもない。まあ、大体の場合は
刻印武器のほうが強いだろうけれども^^;
刻印武器は刻印武器で、
結構できることがおおくて楽しい。
※僧トリリカの間違いただしHP強化はほかにも、置物性能が高いアルカナ(最優先はベルタ、あとは魔トリリカなど?)につけて事故率を下げるという利点もある。とくにベルタだけど、ボスの広範囲攻撃に巻き込まれて突然沈む率が下がるのは美味しい。
— 名無しのユーリ(中身) (@namelessyuriy2) November 3, 2019
このツイートに書いたとおりだが、
現状ガチ向けの使い方として有力なのが
「HPを伸ばす」ということ。
大雑把に言うと、
もとHPが7000のアルカナに
+3000の刻印三つつけたら、
耐久力2倍強になるよねって話
(7000+9000=16000になるわけで)
近接系のある程度以上強いアルカナなら、
単純に殴り合い性能が伸びるので強いが、
それだけでなく、運用上の縛りで
単独前衛をこなす必要があったり、
敵を執拗にすかす必要があったり、
あるいは長時間殴り合わないといけない、
といった場合に
アルカナの事故率を大幅に下げられる、
というのが効いてくる。
エフィメラやチヨメなどはこのタイプだし、
コロパティロンも事故率の高いアルカナで、
HPのサポートがあると嬉しいだろう。
シュザなどもこの枠に入る。
他方で、近接攻撃をしない場合でも、
つけたアルカナの生存率が大幅に上がるため、
置物性能の高い後衛にHP増加刻印を付ける、
という手もある。
わかりやすいのはベルタや、
まあ、あと僧トリリカあたりだろう。
突然死の可能性がなくなるだけで、
踏破やレイドの放置PT成功率もかなり上がる。
それと現状ガチ向けの使い方ではない(と思う)んだけど、近接/遠距離アップは固定ダメージアップなので、とくに現状一線級になりきれないアルカナに複数乗っけるとめっちゃ性能が伸びる。一撃ごとに載るだけでなく追撃にも載るため、複数回攻撃or追撃持ってればさらに伸び幅が揚がる。ニンファとか。
— 名無しのユーリ(中身) (@namelessyuriy2) November 3, 2019
続けて、
それ以外の選択肢について話す。
↑で書いた通り、高難度攻略では
現状あまり生きる場面がないかもだが、
「HPアップ」と比べて、
「近接ダメージアップ」
「遠距離ダメージアップ」
の刻印は面白い特性を持っており、
(1)どんなアルカナの攻撃でも、
一撃ごとに固定で7000(レベルⅣ)
ダメージが伸びる。
(2)ダメージ増加が追撃にも乗る。
という感じになっている。
これが何を意味するかというと、
いわゆる「インフレに取り残された」
アルカナを大幅に強化できるということだ。
もちろん、超高難度で文句なしに使える!
……というところまではいかないが^^;
たとえばニンファなど、
範囲追撃を持つアルカナにつければ、
強さが何倍にも上昇することになる。
好きなアルカナを使って、
色々なクエストをクリアできる可能性が広がる。
なお、この種の刻印を使う場合は、
攻撃回数が最も重要になってくるため、
二刀+追撃アルカナだとか、
3秒間で5回攻撃する後衛だとか、
そういうアルカナにうまくつけられれば、
大幅なdps上昇が見込める。
現状では未実装だが、
狙や銃の刻印武器がでた際には
水着アベータやパンサー(P5)など、
攻撃回数の多いアルカナにつけるのも一興だろう。
◇敵HPと攻撃回数
ちなみに、現状の最高難度
「年代記の塔10層」の雑魚敵のHPは
盾持ちで40万、
戦士で25万、後衛で10~20万程度だが、
これらの数値を前提とした際に、
自PT側のアルカナの攻撃力を
「一撃当たりどれだけダメージを出せるか」
で区分できるように思う。
つまり、通常攻撃威力が
20万(盾持ちを2回で倒せる)
14万(盾持ちを3回で倒せる)
13万(盾持ちを4回で倒せる)
12万(戦士を2回で倒せる)
8万(戦士を3回で倒せる)
といったような。
表にするとこんな感じ。

表の中の数字は要するに、
倒すのに何回攻撃しなきゃいけないか、
を表している。
こういう風に考えたときに、
攻撃刻印を三つつければ
与ダメージが2万伸びるというのも、
12万から14万に伸ばすのなら強い、
とかいろいろ考えられそうだなと思う、
まあ、こっちの強化は基本的に、
推しキャラの強化と
すごく攻撃回数の多いキャラの強化向け、
という感じだろうけども、
高難度でも
与ダメ7000上昇×3はある程度意味あるよ、
という話でした。
◇回復系刻印と属性
最後に回復系刻印と属性について。
回復範囲拡大の刻印は、
正直あまり使う機会はなさそう。
最近の僧侶は、元々、十分に
回復範囲が広いことが多いため。
ただし回復量刻印は、
上で触れた通りだが、
結構面白そうかな。
全員のHPを4秒で1800回復なら、
常時リリス伝授使ってるようなもので、
だいぶ悪くない性能だと思う。
属性系刻印は、刻印武器を
属性武器の上位互換にするタイプ。
通常攻撃ダメージに属性をつけるほかに、
HPUPを入れて耐久を伸ばしたり、
ダメージを伸ばしたりすることができる。
この刻印も結構可能性があると思う。
◇最後に余談
チェンクロ運営は毎年7月に
タイムアタックイベントを開催するのが
恒例行事になっており、
非常な好タイムを出したプレイヤーは、
希望すれば公式生放送に出演できる。
なのでタイムアタックイベントは
特定のチェンクラーにとって、
非常に重要なイベントだと言えるが、
今回の刻印武器は、
タイムアタックに臨むにあたっても、
重要なパーツになりうる
(可能性はあると思う、少なくとも
昨年度の「高難度型」TAの場合なら)
ため、もし気になる人は1~2本、
意識して貯めておくのもいいだろう。
◇
そんな感じで、
刻印武器のレビューでした。
いつも読んでくださり、ありがとう。
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